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村木被告の元上司、小豆島町長に初当選(産経新聞)

2010-04-19

 郵便不正事件で公判中の厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)の上司だった塩田幸雄氏(58)が13日告示の香川県小豆島町長選に立候補し、無投票で当選した。塩田氏は村木被告の公判に証人出廷した際、厚労省在職時に業者らから金品を受け取ったことを認めているが、第一声や当選後の演説では事件に関して一切触れなかった。

 告示直前に産経新聞の取材に応じた塩田氏は、銭湯や理髪店などの団体、福祉関係の大学の先生から地方の特産品などを受け取ったほか、国会議員からも答弁の原稿書きの謝礼として現金を受領したことを改めて認め、「誤解を招くと反省している」と述べた。

 そのうえで、「公共事業を手がける土建業者とは違い、長い間に構築した人間関係のなかでそういったことがあった」と説明。「立候補と事件は関係ない。堂々とふるさとのために働く姿を元部下たちに見てほしい。そのことが彼らへのエールになると思う」と語った。

 検察側の主張では、塩田氏は障害保健福祉部長だった平成16年、民主党の石井一参院議員から口利きを受け、部下の企画課長だった村木被告に障害者団体証明書の発行を指示したとされる。捜査段階の事情聴取ではこうした内容を認めたが、2月の証人尋問では、石井議員からの電話や村木被告への指示を一転して否定。「事件は壮大な虚構だ」と検察を指弾した。

 塩田氏は無投票当選が決まった後、後援者らがバンザイをする中、「ふるさと小豆島のために全力投球でがんばりたい」と意気込みを語った。

 塩田氏は同町(旧内海(うちのみ)町)出身。京都大を卒業後、昭和50年に旧厚生省に入省、政策統括官などを歴任経て平成18年12月に退官した。

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